高校時代は廃部寸前のバレー部を1年生から部員集めから始め、3年間部長をやり切ったことがあり、周りから冷ややかな目で見られても「何クソ精神」があったのが、現在の治療家としての基盤となっています。
高3の時、進路を決めるときに自宅で難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)を患っていた祖母が療養しており、訪問リハビリで来ていた理学療法士の方を見て、「これだ!!」と想い、私も自分の手で人を治療できる人になろうと決めました!
大志を抱き、治療家の道へ飛び込んだものの…
理学療法士の国家資格を合格しいざ臨床へ出て感じたこと
「まったく習ったことが通用しない」
「まったく患者様に良い変化を出すことでできない」
と言うことでした。。愕然として「これではいけない!」と痛感しました。
僕はなんとかこの無力感を何とかしたい!と多くの勉強会へ足を運び、時間とお金を費やしました。
そこで、ある勉強会で知り合った一人目の師匠との出会いで、次々を患者の腰痛や肩こりなどの症状を改善していく施術を目の当たりにして、僕は頭を殴られたような驚きがありました。
「こんなに人の手の力で人を治すことができるのか」
その師匠から学びたいと思い、その技術を必死で会得し、実際に腰痛や肩こりなどの症状でお悩みの方の改善率が格段に上がりました。
目の前の患者が良くなっていく一方で、「まったく症状が変わらない」「効果が持続しない」という一部の患者様や、「めまい・耳鳴りなど自律神経系の症状でお悩みの方をどうして良いのかわからない」という現実の壁にぶち当たり、今までの知識・施術範囲ではまったく対応ができず、再び無力感が僕を襲いました。
毎日臨床と研究の苦悩の日々でした。
そんなときに自律神経整体を専門とする師匠に出会い、
「自律神経は全ての疾患に関係する」ということに感銘を受け、今までは筋肉や関節を主体としてアプローチでしか患者様を見ていなかった私が、「感覚運動科学」を取り入れて見ていくことで、私の治療家人生をまた大きく変えてくれたのです。
感覚運動科学は、痛みや痺れ、機能不全は感覚入力の乱れから起こっているという考え方で、不調が出ている原因は正しい感覚情報が脳へ届いていないため、その正しく感覚情報を入れていくというアプローチ方法でした。
しかし!これが、最も科学的に根本的な治療法であるということがわかり、没頭することになるのでした。
そして、ついにめまいをはじめ様々な疾患の原因を探し出す知識と技術・その原因を改善させる方法の2つを統合させ、そして今までの患者様と一緒に二人三脚で行う臨床経験・結果によって、人それぞれの人生や幸せの価値観、そのゴールを一緒に共有することが、本当の医療なのだと確信したとき、私は自律神経専門整体師として活躍できるまでとなったのです。
これからも病院へ行っても治らない、どこへ行ったらいいのかわからない方々を一人でも多く救えるように、「諦めなくてよかった」「ここに来てよかった」と心の底から思って頂きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!